印刷現場の声

新聞印刷にかける情熱、やりがい、喜び。大勢が働く工場だから、十人十色の考えは当たり前。現場で働く3人に話を聞きました。

辻町北工場/印刷部/久保 文人
(2004年入社)

「何事もない」を守ること
新聞印刷って、奥が深いんです

  • Q.中日新聞印刷に入社したきっかけを教えてください。

    家族の紹介で、辻町北工場の第1期社員を募集していることを聞きました。家族が中日新聞に勤めていることもあり、就職前から新聞業界には親しみがありました。とはいえ、新聞印刷に関しては全くの素人。実際に就職して、最初に輪転機を操作した時は感動しましたね。「自分たちで印刷した新聞が、読者に届くんだ」って。その気持ちは、年数を重ねた今でも忘れないようにしています。

    Q.仕事のどんなところにやりがいを感じますか?

    “新聞印刷”は本当に奥が深い。機械の整備、資材の管理、輪転機の操作、もっと言うと、空調の具合も印刷に影響してくるんですね。私は一通りの仕事を経験し、今は印刷業務をスムーズに行うための保全担当に就いています。幅広い知識が求められるために、日々勉強を重ねる毎日。特にトラブルなく新聞を発送できるということは、私たちのメンテナンスが行き届いていると言えますよね。そんな日々を守ることに、胸を張っていきたいです。

    Q.中日新聞印刷の自慢を教えてください。

    中日新聞社は発行部数を考えても、全国紙に引けを取らない存在であると思っています。その工場を安定稼動できているのは私たちの仕事の成果だと感じますし、それには印刷部員みんなが誇りを持っています。一方で、会社としては“老舗”と言われるほど歴史を重ねておりません。新入社員の個性に合わせて対応は変化させていきたいですし、新しい制度も取り入れていきたい。そういった会社としての“伸び代”に、ぜひ可能性を感じてもらいたいです。

大府工場/印刷部/杉崎 亮太
(2005年入社)

家族を支える大黒柱だから、
「休みを取りやすい」のも大切

  • Q.中日新聞印刷に入社したきっかけを教えてください。

    愛知県内の工業高校に通っていたのですが、会社の名前を知ったのは進路を考え出した頃。車関係の求人が多いのはこのエリアならではだと思いますが、その中にはライン作業員の募集も多くて。そこで、中日新聞印刷の求人欄に「印刷オペレーター」職の募集を見て興味を持ちました。入社後も、特にギャップを感じることなく仕事に取り組めたのを覚えています。教育環境も整っていますし、覚えることが多い分、仕事に向き合うほど興味も湧いてきますね。

    Q.仕事のどんなところにやりがいを感じますか?

    新聞印刷は作業する人の腕がとても重要。例えば、見本通りの色を再現できるようにするためには、人の手でインキの割合を微調整します。これが新人の頃だと、なかなか思う通りにいかないんですね。なので、早く良い色に調整できた時は心の中でガッツポーズ。経験を重ねていけば、色をコントロールするために気をつけるべきポイントが見えてくるものです。また、昔から機械を触ることが得意なので、輪転機のメンテナンスも好きな仕事のひとつですね。

    Q.中日新聞印刷の自慢を教えてください。

    仕事とプライベートのバランスが取りやすいところですね。会社として制度も整っており、例えば妻が出産した際は、連続して休暇を取得することができました。普段から平日休みを取ることもできますので、土日の混雑を避けて子どもとレジャーに出かけられるのも嬉しいですね。それと、新聞印刷の仕事に就いてから、新聞に対する見方も変わりました。新聞を読むことで社会に目を向け、自分の視野を広げられるようになったのも、この仕事ならではの発見だと思います。

岐阜工場/印刷部/青木 翔吾
(2017年入社)

 がむしゃらに仕事に向き合った 
「未来の新聞像」を模索へ

  • Q.中日新聞印刷に入社したきっかけを教えてください。

    学校に来ていた求人募集案内の中から、あまりち密ではなく力仕事一辺倒ではない、自分に向くと思った職種を選びました。出身が岐阜市なので、通勤にも便利だったことも要因のひとつでした。事前に工場内の見学などを経て何とか務まるかなと思い応募、試験を受けて入社、同期の3名と共に愛知県、岐阜県内の他の工場で集合研修を受け、当初は不安なことも多かったですが徐々に社会人としての自覚が芽生えていったと、今は振り返ることができます。

    Q.実際に働いてみて、どうでしたか?

    入社して4年目になりますが大きなけがもなく、これまでの経験を重ねたことで責任感がついた手ごたえはあります。正直に言えば当初は夜勤もつらく、業務上必要な事柄をメモに取ってがむしゃらに仕事に向き合いました。反復練習をしっかりこなして、一から十までその内容を覚えるように頑張ってきた甲斐はあったと自負できます。現在はそのメモを見ることもほとんどなく、仕事上でも責任者(フォルダー機長)を任せられるようになったことも自信につながっています。

    Q.中日新聞印刷の自慢を教えてください。

    同期の3名とは入社当時は一緒に遊ぶことも多く、職場は違えども同じ仕事に携わる中で何かと励みになり、助けられました。ソフトボール大会などの社内行事にも参加、親睦を深める機会も多くありました。新聞印刷が主たる業務ですが、中日新聞が持つブランド力を最大限生かして、デジタル新聞を始めとした新たな分野への進出、また部数が増えるよう無読層と呼ばれる若者に向けた情報発信など、これからの取り組みに期待します。